親が受験コーチになるならまずは医学部受験について徹底的に調べよう

私は、勉強のコーチや監督になるなら、まして親がなろうとするならば、中途半端な知識で子どもを指導するのは絶対に良くないと思っています。

子どもにとっても迷惑ですし、下手をすると親子関係が崩壊しかねません。

それくらいなら、お金を払って良い先生に教えていただき、親は生活面のサポートと優しい言葉で励ます役に徹した方がずっと良いと思います。

ただし、私が言うコーチは勉強そのものを教える役ではありません。



親が勉強を教える難しさ

どこのご家庭でも、親が子どもに勉強を教えた経験があるのではないでしょうか?

我が家は子どもが小中学生の時は、私が必ず宿題に目を通していました。分からないところをそのままにしておかないためです。

母と子で最初は和やかな雰囲気で勉強が始まるのですが、字が汚いとか筆算の位をもっと揃えてなど、ちょっとした私の注意から一気に険悪ムードへと言うのがお決まりのパターンでした。

子どもが能力を出し惜しみして、手を抜いているように見えてしまう親。

やってもやらなくても、いちいち口を出してきてめんどくさい!と思っている子ども。

小学3年生で始めた公文がこれに拍車をかけて、子どもは勉強することが嫌いになってしまいました。(公文ではなく、親のやり方が悪かったので誤解なさらぬよう。)

今考えると、何を焦って無理にやらせていたんだろう?と昔の自分を叱りたくなりますが、未熟な母親には少し先の未来は想像できませんでした。

親が勉強を教えると言うことは、下手すると子どもの成長の芽を積んでしまいかねない。

子どもに勉強を教えるとき、特に子どもが小さい時は、お父さんやお母さんが一緒に勉強してくれて楽しい!と思わせることが、とても大事だったと今思っています。



医学部受験が始まった頃、私が失敗したこと

医学部を受ける

成績を上げなくてはいけない

とにかく目についたことから取りあえずやり始める

うまくいかない

参考書や問題集を変える

この失敗をしてしまいました。




今考えると、まず医学部受験についてもっと良く調べてから始めるべきでした。その間の勉強は、まず教科書が分かるようになることを目標にして、始めておけば良かったですね。

医学部の偏差値と我が子の偏差値を比べて、すっかり動転してしまったのでしょうね。とにかく何か始めないといけないという焦りで、ゴールを設定せずに始めてしまった。

国立大学でも前期試験と後期試験では様子が違うし、子どもの得意を生かして不得意科目をどのようにカバーしていくのかの戦略が必要でした。

医学部は他の学部とは違い、滑り止めがないですから、子どもが一番有利な配点の大学、かつ問題の合う学校を見つけることが本当に大事です。



親は医学部受験のシステムを調べ、しっかり理解する

今は昔の受験状況とは変わっている部分も多く、例えご自身が医師でも今の受験情報を良く調べて知っておくことが大切と言われています。昔の常識は通用しないそうです。

また、医学部と聞くと何だか分からないけど「天才が行くところ」というような反応をする方がいますが、それも一部はそうだと思いますが、必ずしも天才でなくても行けるところです。(うちの子どもは超凡人です。)

医学部受験についての知識を、親のあなたが最初にしっかりと勉強しておきましょう。

まずは駿台や河合塾などの大手予備校のサイトを見て、各大学医学部の偏差値や前期後期の募集人数、配点等を確認してみてください。倍率を見ると、びっくりしちゃうと思いますよ。

大体の様子が分かったら、少しずついわゆる受験本に移行していくと良いと思います。

私が最初に買った受験本は、和田秀樹さんの本です。医学部に受かった方のブログに、和田さんのやり方で勉強したら伸びたと書かれていたのを読んで、すぐに買いました。



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