子どもは完全に文系だったので、文系医学部受験生には参考になるかも。

医学部生と言っても、様々。理系バリバリの人が多いですが、うちのようにたまに文系の学生も混じっているのではないでしょうか。

文系と言っても数学や物理はできるけど法学に興味があり文系学部に進んだと言うタイプではなくて、文系しかできないから「文系です!」と言う方の文系ですね。

さて、では文系の医学部受験生はどうしたら活路を見出せるのか?それを考えていきたいと思います。




文系医学部受験生合格のヒントは昔のNHKのドラマにあった

題名を忘れていたので先ほど検索したら、あっさりと分かりました。

医学部受験生母的興味で説明すると、ストーリーは黒木瞳さん演じる主婦の息子(フリーター)を医学部に入れてくれとかつての幼馴染で受験のカリスマである遠藤憲一さんに頼みに行くんですよね。そこでなぜか息子ではなく息子が付き合っていた下流の女の子を医学部に入れるために特訓する、というような話。(実際はもっと色々な登場人物がいて複雑です。)

文系のうちの子どもを医学部に入れる方法をウンウン考えていた時に、このドラマのことは頭にあったわけではなく、合格してから「あ!こういうドラマを見ていた。それで無意識に同じ戦略をとったのか。」と、突然思い出しました。

もしかしたらこのドラマを見ていなくても、あれだけ各大学の配点を見たり、過去問を見ていたのでいずれは同じ戦略を取ろうと思いついたかもしれません。それでもこのドラマを全部見ていたのはすごく私にとって幸運だったと思います。

受験のカリスマが提示した受験の秘策がどんなものだったかと言えば、全く学力がない女の子に一からお勉強を教えるので合格まで2年だったか3年だったか(?)かかると最初に言ったと思います。その上で二次レベルの学力をつけるのはすぐは難しいので、センター逃げ切りで、かつ二次試験は小論文と面接の後期試験しかない!みたいなことを言っていたような気(?)がします。

同じ方法で、うちの子どもも後期試験で合格することができました。

最終的にセンターは約9割で、小論文の点数は伏せておきますが、面接点は90点以上の高得点をもらい、後期合格者の真ん中あたりの成績で合格でした。




面接が大事

無事に合格できたのは、面接点が高かったからだと思います。それは親子で面接対策したからでしょう。出そうな質問の答えを子どもに聞いて文書化し、それを私と子どもが推敲したものを夫にチェックしてもらいました。夫がもし面接官なら、と言うシチュエーションで聞いた時の感想を言ってもらうのですが、「ふーん・・・だから?」か「腑に落ちない理由だね〜」とか散々。受験生側が良かれと思う答えって、浅いしありきたりで聞いている人が「なるほどね!」とならないのだそうです。

夫いわく、答え自体は別に変わっていたり特別である必要はなく、大したことでなくて構わないが(白衣がかっこいいとか)、答える人間が最終的にそう考えるに至るまでのストーリーが感じられないと腑に落ちない感じがしてしまう、と言うのです(確かそんなことだった)。

その部分は本人にしか分からないので、どうして?と質問していくと、今まで子どもも気づいていないような理由がひょっこり出てくることもあり、「ああ、なるほど。こう言う経緯でこの子はお医者さんになりたいと思ったんだ。」と、それこそ母の腑に落ちてきました(笑)。

ちなみに夫は医師ではありませんので、医学部の先生方がこんな風に思ってらっしゃるかは分かりません。就職試験で面接官をしたら、夫ならこう言う風に答えられる学生を選ぶ、と言う基準です。でも高得点をいただけたので、あながち間違ってもいないのかな。

私は専業主婦が長いので社会人の感じ方はわかりませんが、今の答えはぐっときたぞ!と言うのは分かりました。いまいちな答えの時は思わないので、やっぱり医学部だからとか合格するために、と言う基準ではなくて、聞いてくれる人の心が動くようなその人らしい真剣さが伝わるのが良いのではないかなあ、と思います。毎年面接だけでも大人数見てきている先生たちに、嘘は通用しないのではないでしょうか。聞いたわけでもないので間違っているかもしれませんが(恥)。

そんな風に思って面接に臨んだ親子もいた、と言うことで終わります。