志望校はどのように決めていますか?我が家が模試で気をつけたこと。

ゴールデンウィークあたりから、マーク模試が始まります。

模試では志望校を記入しますが、5つまでかけるとしたら自分の行きたい大学を2つ、得意不得意を考慮して可能性の高い大学を3つくらいににするのが、個人的に良いと思っています。

うちの子どもは模試になると、必ずそこ書いてどーすんの!?という難関医学部を記入していました。最初は私もよく分からず志望校については放置していたので、子どもだけの責任ではないのですけどね。

今回は、志望校の決め方について我が家が気をつけたことをお話しします。




なぜ超難関医学部ばかり志望校に書いてしまうのか?

理由はいくつかあるのですが、まず単純に大学を知らないからです。

だからつい自分が知っている大学名を書いてしまうのですね。例えば旧帝大とか地元国立大学など。私立だったら慶応大学。

また、自分の実力を全く把握できていないこともあります。どこの医学部を書いても見事に全部E判定になるので、違いが分からずピンときていなかったのでしょうね。

もう1つは、得意不得意を考慮した志望校の絞り込みを知らないということだと思います。

結局は、医学部受験(医学部に限らずだけれど)の仕組みを知らないことが全ての原因です。

自分で調べていれば、大学の特色も少しずつ理解してくるでしょうし、入試の科目や配点の違いにも気づくと思います。

でも、うちの子どもはそれどころじゃなかったのでしょう。とにかく成績あげなくちゃ!と。そこまで頭が回っていないのです。結局は周りを見られるほど大人ではなかったのですね。




合格の可能性が少しでも高い医学部を探す方法

駿台や河合塾から無料でいただいた冊子を参考にしていました。興味がある大学には付箋を貼ったり、マーカーで囲んだりしておいて気になったときにさっと見返します。

医学部受験に特化した本もあります。

ある程度絞り込んだら、紙媒体はおすすめなんですが、その前の段階の場合はウェブである程度絞り込んでおきます。

この時に、駿台・河合塾・東進ゼミナールのサイトがとても役に立ちますので、利用したことのない方はぜひ活用してくださいね。

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河合塾のKei-Netの場合。

カテゴリーの中の「志望校検索」→「大学検索システム Click」→「大学検索システムを利用する」

「各種条件から探す」 設置区分、学部系統、入試科目・配点を設定します。入試科目・配点をクリックすると、左側の方に「センター試験」「二次試験・個別学力検査」「配点比」とありますので、それぞれ設定できます。

例えば、二次試験の設定を「英語・数学・小論文・面接」に設定すると

大学が絞られて出てきます。

センターが得意で二次試験が苦手なら、旭川医科大学前期、秋田大学後期、富山大学後期・・が候補に上がってくると思います。

反対にセンターより二次試験が得意であれば、この中であれば秋田大学前期が候補に上がります。(二次試験の科目に理科を2科目加えると二次試験の配点が高い大学が上がってくると思います。)

センターの得点率からさらに候補を絞り込み最終的に5校くらいにします。

そこから各大学のウェブサイトにアクセス。過去問をプリントアウトしてお子さんと問題の相性を検討してください。

うちの場合だと、英語はセンタータイプの長文問題が得意なので、〇〇大学の医学部が良さそう。また数学は難問を出す大学ではなく標準問題の大学だね、と少しずつ絞り込んでいきました。




模試でA判定でも不合格を避けるには、早くから二次試験の相性が良い医学部を探しておくこと。

模試の判定ではA判定、B判定が出ていたのに蓋を開けたら不合格という話は本当にいくらでもあります。

模試の結果を見るときに絶対に忘れないほうが良いのが、模試はあくまで模試であるということ。本番ではないということです。

だから、過去問の相性や研究は本当に大切だと思います。




センター模試に向けて、ゴールデンウィーク中に志望校をしっかり絞り込もう。

せっかく判定してもらえる機会を逃すのはもったいないです。うちのように無謀な大学名ばかり書かずに、現実的な志望校を書いた方が良いでしょう。

ゴールデンウィーク中に、色々と試行錯誤して自分の得意科目が生かせる医学部を探しておくと良いかな、と思います。

私は各大学の試験科目や配点は、受験生に対するメッセージだと思っているんです。

センターの配分が高い大学は、事務処理能力が高い人を求めているのかな?とか、単語のレベルは高くないけれど量の多い英語の長文問題を出す大学は論文をどんどん読める学生が欲しいのかな?なんて考えながら、科目や配点を見ていました。

二次試験の問題と相性が良い大学は、お子さんのような学生を求めているということです。求められて入学するんだと思うと、ワクワクしませんか?(笑)

子どもが在籍している大学の配点や試験問題は、本当に子どもとの相性がバッチリでした。ここ以外なし!

そんな医学部とゴールデンウィークに出会えると良いですね。