子を変えるには意識が先か継続が先か。継続することは親が手助けできる。(改)

意識を変えるのが先か、意識を変えるのには小さな行動の継続が先か。難しいですよね。

子どもの受験の体験だけですが、私はまず小さなことを毎日続けることが先かなと思います。継続することが本当に難しいので、その先にある意識もなかなか変えられないような気がします。

でも、一緒に暮らす親は子どもが継続して勉強する手助けができます。まずは1日10分でも良いので、毎日計算練習したり英単語を暗記する時間を生活に組み込んで、子どもに声をかけ続けることから始めてはいかがでしょうか。




実はだらけているのは罪悪感がある。

私自身は毎日これといったこともせず生活しています。のんびりした生活が好きだからこれが私らしいなと素直に思い心から楽しめる日もあれば、ダメな私と思い自己嫌悪で落ち込む日もあります。

手放しに今の生活を満喫できないのは、罪悪感があるんですよ、多分。

そしてこの罪悪感の元は「やるべきことを後回しにして遊ぶのが先になっている。」ということだと思います。じゃあやるべきことを先にやれば、と大抵の人は思うしやるのですが、できない。いや、本当はできないのではなくて「したくない」のでしょうね。でも、とっかかりがつかめない。

同じように受験生の子どもが勉強しないでゲームばっかりやってる時は、楽しいのと同時に罪悪感を持っているのでは?勉強しなきゃと思う気持ちが強ければ強いほど、やらずに遊んでいる罪悪感も大きくなります。

その気持ち、ほんとよく分かる。

受験勉強に身が入らないお子さんも、「どうにかしたい。」「でも変われない。」と思っているんじゃないかな。私と同じように。




知らないことを勉強するのは、かなり大変なことでした

勉強を後回しにして遊んで現実逃避してしまう。弱いと言われたら、そうかもしれません。

でも、逃げたくもなりますよね。成績が伸びないと。

やっても勉強の内容が理解できないと。

そもそも、見慣れない言葉が盛りだくさんの文章を見るのって、結構ストレスなんですよ〜。

私がブログをお引越しする時に、サイトの作成手順を読んでもいちいち用語が英語でチンプンカンプン(英語なら英単語にしてほしい。カタカナだと余計わかりづらい!)。頭の中は「?????」でいっぱい。日本語を読んでいるはずなのに、理解できない言葉がありすぎて日本語に思えない。自分がすっごく頭が悪い気がして自己嫌悪に。

そして「?」の後に、強烈に「もう嫌だー!!!」という強い拒否感情が現れました。自分を否定された気持ちになり、拒否反応が出たのでしょうか。とにかく前向きとかありえない感じ。ブログの引越しをやめようと何度思ったことか。自分でやろうと意気込んではじめたんですけどね。

その時に「あれ、もしかして子どもも受験勉強している時に、こんな風に思っていたのかな?」と思いました。




医学部の勉強を毎日続けるのは大変

子どもの医学部受験に関しては、私はやらせる側の立場だったので「何で自分がやりたいと言ったのにちゃんとやってくれないのかな、もう!」と思っていましたが、そう簡単なことではなかったと今頃分かりました。

確かにやりたいという気持ちがあっても、分からないことや面倒くさいことを考えたりするのってものすごく負担だし、知らないことを恐る恐るやるからすごく疲れるんですね。

そりゃ、子どももやる気になれない日もあるわけだ、と。

でも、どうしても嫌なら少し休んでまた次の日やろう、と切り替えるのも大切。

たまに休んでも明日もできれば良し、ですよ。




子どもが小さな自信を持てるように親はサポートする

医学部に合格するのが大変だと知っていたし、「頑張れる。」と思って始めても、実際に勉強し続けるのは本当に大変なこと。想像と実際は違うんですよね・・・。

きっと医学部に挑戦していたころの子どもは、小さな自分の前進が分かると嬉しくなってまた少し頑張って、と少しずつ自信を積み重ねていったのだと思います。

医学部という高い山を、一歩一歩歩いて登っていたらいつの間にか高いところに来ていた、という感じです。進んでいる気がしなくても、とにかく進み続ける。諦めないことが大切だなと思いました。

そんな私の経験から、親が子どもの医学部受験をサポートをするなら、まず継続するための自信をつけさせてあげることから、と思っています。

特に勉強を始めた最初の頃は医学部の壁の高さも実感できず、何をしたら良いかもわからず、勉強の仕方も合っているのかもわからず、まさに暗闇の中を手探りで歩くようなもので子どもは不安でいっぱいです。

そして大抵その時期は親も暗闇をさまよい歩いているので、不安をぶつけ合ってしまうのですが、そこをなんとか先に脱出して、子どもが暗闇の中一歩踏みだそうと思える勇気を持たせてあげたい。

私の考える勇気の源は「自信」「自己肯定感」です。親は「大丈夫だよ。」「ちょっと進歩しているよ。」「一緒に頑張ろう。」と声をかけてあげるだけでも良いのではないでしょうか。

その一言で、「今日も勉強するか。」「明日もがんばろう。」とお子さんは頑張れるような気がします。




 

最後に

私がつけていた学習記録にこんなことが書いてありました。

「家でのゲーム、読書の時間は確実に減ってきている。本人の努力しようと言う気持ちは毎日強くなっている。

1年以上一緒にやってきて分かったのは、人間急には変われなくても少しずつ工夫して習慣化できるようにすれば、変われると言うこと。

スモールステップで毎日小さな自信を積み重ねれば、必ず大きな目標に届くということ(と強く念じている)。」

子どもが高3の5月29日の私の感想でした。

では。