のんびりほんわかタイプのお子さんは親が手をかけると伸びる?

乱暴ですが、人を二つのタイプに分けてみます。

1、自分で目標設定し、それに向かって自分で試行錯誤するタイプ

2、特に目標はない。(親から見ると)イマイチやる気が感じられないタイプ。

どちらが良い悪いということではないです。

ただ、親はタイプにより子どもへのアプローチを変えないといけないかな、と思います。

お子さんが複数いらっしゃるご家庭は、お子さんごとに考えなければならないですよね?

一人っ子の何倍も大変。私には経験がないので、すごいなあと思います。

さて、ご近所のママとおしゃべりしていて、お子さんの話になりました。お子さんはうちよりもずっと下で、三人兄弟。

一人は負けず嫌いで、勉強もスポーツも頑張っていて、特にスポーツは全国大会にも出場するほど。

二人はわりとマイペースで、特に一番下のお子さんはのんびりタイプ。

お勉強もスポーツものんびりでガツガツしておらず、放っておいたらどうなっちゃうの?と思うそうです。特に負けず嫌いの上の子とあまりに違い、戸惑うそうです。

色々な意味で手がかかり、上の二人とは勝手が違う、と。

でも、お母さんが一緒にいるとやるんだそうです。頑張るんだそうです。^^

毎朝一緒にランニングしたり、お勉強したり。

ランニングの話を聞いて、私自身が運動が苦手なので、「なかなかやろうと思っても出来ないなあ、偉いなあ。」と思いました。

「やりなさい。」と言うことはしても、一緒に走ってあげる人はどれくらいいるかな?

勉強もきっと一緒ですよね・・・。

冒頭で書いた1タイプの、自分で目標設定するタイプのお子さんだと、親は子どもがこうしたいという要望を側面からサポートする方がうまくいきそうですよね。

例えば、〇〇高校に行きたい。でも偏差値が足りていないから△△塾に行きたいので行かせて欲しい、と言われたとします。

親は塾の費用や送迎、お弁当作りなど、子どもが勉強しやすい環境を整えてあげることに専念で良いと思います。

私の感触では、こう言うタイプは精神的にちょっと大人びていて、だからこそちょっと先を想像できるのだと思います。

2タイプの、自分で目標設定がしにくいタイプの場合は、おそらく手をかけてあげた方が勉強をすると思います。

このタイプは精神的にまだ子どもで、自分の未来を想像しにくいのではないかと思います。だから、親が「これをやっておかないと困るんだよ。」といくら言ってもピンとこないのです。

うちの子どもは高校2年生位で、やっと実年齢に精神年齢が追いついてきた感じでした。




小さな頃だったらリビングで一緒に勉強、良いのではないかなと思います^^。お父さん、お母さんのそばが安心できるんだと思います。

塾に行っていても、どんな勉強をしているのか、何が分かっていないのか、塾で勉強についていくにはどんな勉強法が良いのか・・・等々、細々と子どもの状況をチェックして、フォローしてあげる必要があるかもしれません。

何かを子どもの代わりにしてあげるのではなくて、目標達成に必要な手順を教えていくと言った方が適切かもしれません(魚をとるのではなく、とり方を教える)。

親(特に忙しい毎日を過ごしている人)にとっては、この上なく面倒くさいです。

自分でやって欲しいな、と思いますよね。

実際、親が手をかけて一緒にやったからと言って必ずしも成果が出るとは限りませんし・・・。

でも、忙しいお父さんお母さんが、一緒に何かしてくれた、自分のために時間を割いてくれたという思い出はお子さんに残るのではないかな?

余談ですが、私は何かを買ってもらったことよりも、意外と毎日の中のちょっとした親とのやりとりで嬉しかったことが強く記憶に残っています。今でも思い出すと嬉しいと感じます。

親に対する信頼感というと大げさかもしれませんが、親が自分のことを好きで大切に思ってくれていると信じられるのって、モノよりもコトの方がより強力な気がします。

基本的に、子どもは無条件に親のことが好きで、本当は独り占めしたい。

だから、ご近所ママさんの一番下のお子さんも、ママが一緒だと嬉しくて一人の時の何倍も頑張れちゃうんだと思います。

結果的に「頑張ったらできた」ことが増えてきたそうです。ほんの少しだけれど、お子さんの変化をママも感じているそうです。

「出来た」という記憶が、自信につながっていくし、自信があるから新しいこともやってみようかなと思える。こんな風によく聞きます。

「いつも何も頑張れなかった。できなかった。挽回できなかった。」こんな風に感じていると、自分に自信が持てず自分を大切に思ないようになってしまう。これもよく聞きます。

もしかしたら、ずーっと一緒にやっていても、やり方を教えても、親が思ったようにお子さんが成長しないかもしれません。

こんな時、猛烈にイライラすると思うんですよね〜。(私はものすごくしました!!!)

そんな時は、この子は実年齢より4〜5歳ほど引いた年なんだと思うとイライラしませんよ(笑)。

例えば小学校5年生なら1年生だと思えば、「計算が遅くても仕方ない。むしろこんな難しい問題解いて偉いね!」とすら思えてきます。

勉強を一緒にやる時に、親に余裕がないとせっかくの時間が台無し。

でも親が自分に暗示をかけて「この子は1年生なんだ、頑張ってるんだ。」と思えると、子どもも楽しくお勉強できると思います。

そういえば、先日オセロの世界大会で史上最年少で優勝した男の子のお母さんは、「頭を使うゲームをしよう。」とオセロを勧めたとか(うろ覚えで、間違っているかもしれません。汗)。

きっとオセロを始めたばかりの頃は、お母さんと毎日オセロをしていたんじゃないかなあ。それが楽しかったのではないかなあと想像しています。

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