三日坊主にはベタなシール作戦が意外と効く?

毎日続ける事は、大変なことですよね。

特に「熱しやすく冷めやすい」タイプの人には、本当に難しい!!!

私などは未だに家事のルーティン化ができないし、ダイエットも続いたことがないし、最初は楽しくて始めた趣味もあっという間に楽しいピークが終わってすぐに飽きてしまいます。

私に育てられた子どもなので、うちの子は毎日コツコツやるコツ(笑)が全く分かっていない子どもだったと思います。(実をいうと今も子どもが得意になっているとは思っていないです。)

そんな子どもが医学部に行きたい宣言。

あれこれ成績が上がる方法を調べたり、親子で試行錯誤して行く中ではっきりと分かったのは、医学部に合格するためには勤勉さがものすごーく必要だと言うことです。

毎日勉強する。

今日は嫌だと思っても、、、、めちゃめちゃ嫌だと思っても毎日勉強する。

誰でも気分が乗らない日もあるし、問題を見ると訳がわからなくて拒否反応が出る時がありますよね。

それでもやり続けられないと、なかなか医学部の合格レベルには到達できないと思います。

以前、テレビで林先生が自身が東大に入学してびっくりしたことを話されていました。

それは、

東大には(ウサギとカメの昔話の)コツコツ進むカメではなく、コツコツやるウサギがたくさんいた、

こと。

「えー!!!そうなの!?」

東大が身近でない私にとっては、東大生と言ったらめちゃめちゃ賢くて、少しの努力で東大に行けちゃう人、と想像していました。

もともと賢い上に、凡人よりも努力する人たち。

そりゃ、敵わないなあ・・・と思いました。どう考えたって凡人との差は開くばかりですよね?

子どもが在籍する国立医学部にも、そういう学生さんがたくさんいるそうです。

授業も熱心に聞き、試験勉強もしっかりして成績上位のお友達。うちの子どもとは勤勉さのレベルが全く違うようです。

もともとの性格として、真面目・我慢強い・やり抜く力・・・など勉強に有利に働くものを持っていた人が多いのかなと思いますが、やはり中高一貫校出身者が圧倒的に多く、小さな頃から勉強する習慣づけなど環境の影響も大きいのかなあと考えています。

特に中学受験を経験している人の話を聞くと、小学生のうちから長い時間勉強していたようで、その時点で圧倒的な差があるんだな、と。

うちの子どもが10時間勉強できるようになったのは、高3になってからですから・・・。中受しているお友達たちは小学生の頃から出来ていたのですから、それは勤勉さのレベルが違って当たり前!!ですよね。




やることを先送りしやすい人は、完璧主義者が多いという話

YoutubeでメンタリストDaiGoさんの動画を見たのですが、先送りしやすい人は完璧主義者、自己批判が多いとおっしゃっていました。

内容をかいつまんで話すと、

例えば、テストの点が悪かった時。

・自分を責める人

・仕方ないと自分を許す人

どちらが次のテスト前に早く勉強に取り掛かったかというと、自分を許す人なのだそうです。

失敗した自分を許して、自分の弱みを受け止め、対策を打つ。

ただ、「できる、できる」とポジティブに思うだけでは成功しにくい。

自分を許す、自分に優しくするテクニックとして紹介されていたのが、

ゲーム化する

と言う事です。

これも実験があるようで、被験者を2つのグループに分け、片方には「認知能力テスト」片方には「ゲーム」と伝え、テストをすると後者の方が点数が高かったそうです。

「ゲーム」と言われると、リラックスして本来の力を発揮しやすいからではないかということ。

人生も仕事もゲームと思ってやった方が成功しやすいし、楽しい。

こんな感じの内容の動画でした。

動画はコアなファンに向けているせいかなかなか毒舌な部分もありますので(私は好きです)、毒舌なのは苦手だなと思う方はDaiGoさんのブログの方が良いかもしれません。ブログは好青年って感じです(笑)。

DaiGoさんの動画は早口なので聞き取りづらい方は0.75倍速で聞くとよいかもしれません。また最初の雑談を聞きたくない方は1分55秒あたりから聞くとよいです。

Youtubeで以下で検索してみてください。(リンクを貼ると、DaiGoさんの動画が私のブログのアイキャッチに入ってしまうので、肖像権の侵害になってしまうかしらと心配で)

「完璧主義と自己批判が先送りの原因!自分を許して即やれる人になるセルフコンパッションの鍛え方」

DaiGoさんのブログはこちら。検索してみてください。

Mentalist DaiGo Official Blog 「完璧主義と自己批判が先送りの原因!」




自分を許すことに長けていすぎて、先延ばしにしてしまう人はどうする?

DaiGoさんのYoutubeのコメント欄に「自分はストレスフリーの性格だけど、死ぬほど先送りしてしまう。先送りしてもストレスになりません〜。」と言うコメントがありました。

確かに。

むしろ、世のお母様たちはこう言うタイプのお子さんに日々悩んでいると思う!!

ママ友仲間で子どもの話をしていると、出てくる出てくる!反省しない子どもエピソード(笑)。

毎朝寝坊して、いつも遅刻ギリギリ。でも反省してない!!

テストで赤点取ってしまい学校から親に呼び出しが。でも全然勉強しないの!!

もう、面白エピソードからかなり心配なレベルまでの子どもの反省しないあるあるで、ママ友トークが止まらなくなります。

私も「なんで反省しないんだろう?」ってよく思いました。

当然私も子どもが高2くらいまでは、子どもが失敗したり自分が決めたことをやらなかったりすると、

「本気でやってないから、平気でいられるんでしょ!」

と責めていました。

だって、ちょっとでも気にしたり反省していたら、もっと悲しそうな顔をしたり悔しそうな顔をすると思いませんか?

でも、何かで「テストの点が悪かった時、何か失敗した時、実は子ども自身が一番傷ついている。」と読んだのがきっかけで、私の対応を変えてみることにしました。

「点数が悪くて、残念だったね。」

「でも、これが今の自分の実力なんだよね。」

「できなかった結果は変えられないから、この模試で何ができなかったか一緒に分析してどうするか考えよう。」

「模試で失敗して良かったよ。本番では同じことをしないようにしよう!」

こんな風な、なるべく子どもの気持ちに寄り添うような言葉がけをするようになりました。

何度か繰り返していくうちに、模試の結果が悪くても母親のご機嫌が悪くならないと実感してきたのか、「悔しかった。」「もっと取れると思っていたのに。」と本音を話すようになりました。

きっとそれ以前は、自分が傷ついていると打ち明けてもさらに母親に責められる。それなら、平気なふりをして「本気でやらなかったから。」と逃げ道を作りたい。

無意識のうちに、こんな風に子どもは思っていたのかも。

DaiGoさんの動画でも、試験前に掃除をしてしまうのは失敗した時に逃げ道を残したいと言う気持ちが働くとありました。

やらなくてもよいことをやると、

「あの時、掃除しちゃったからな〜。あの時間も勉強してたらあと10点取れたかも。」

みたいな言い訳ができるじゃないですか。

それ、すっごくよく分かるし、身に覚えがあります。

失敗を認めたくないプライドの高さや、完璧にできないなら0でいいみたいな乱暴な思考が、私自身にもあります。

うちの子どもについて言えば、私がずっと「悔しくないの!?」と子どもを責め続けていたら、子どもは自分を責め続けて、逃げ道を作り続けていたかもしれませんね。

実は、親が子どもが自己批判しないで済むようにしてあげる方が、子どもにとっては大変なんですけどね。逃げ道を作れないから、大変な勉強をやるしかないですもんね(笑)。

それに、結局は子どもが悔しがったり悲しがったりと分かりやすい表情をしないと責めたくなるのは、私が安心したかったからだと思うのです。

私の子はきちんと反省して、次はもっと良い点を取ってくれる。

私がこう思いたかったし、「私の不安を取り除いて!!」という気持ちが奥底にあり、安心させてくれない子どもに苛立っていたのだな、と思います。

涙を見せなくても心から悲しんでいる人もいるし、なんでもない顔をしていてもものすごく悔しがっている人もいる。

あなたのお子さんもそうかもしれません。




とはいえ、結局本当に自分に甘い子にはどうする?

私が思うに、そう言うタイプの人は基本的な生活習慣も身についていない場合が多い気がするのですが、どうでしょうか?

そう言う子は、意志の力(やるぞ!っていう気持ち)に頼らずに、習慣化するとよいのだそうです。

そして習慣化するには、やれた結果が見える化が効果的です。

カレンダーに習慣化しようとしていることとを書き込み、できたらシールを貼りましょう。

子供だましのような気もしますが、意外とアラフィフの私にも効果ありました。

(ちなみに私は毎日30分、毎日違う場所で明らかにゴミと思うものを捨てる習慣づけをしようとしています。)

例えば色々欲張らずに、まずは1つの習慣、例えば今より30分長く勉強する習慣から始めてみるのはどうでしょうか?(この時に、勉強の効率化などは後回しにした方がよさそうですよ。)

今、勉強時間が0分ですと言うお子さんなら、5分でも良いと思います。やらないよりはずっと良いです。1週間で35分になります。

うちも少しずつ時間をのばし、最終的には10時間以上やれるようになりました。

でも失敗もあります。

それまで長くても4時間位しか勉強できていないのに、いきなり高2の夏休みに1日10時間の目標を掲げてみたのです。でも6時間あたりで腰もお尻も限界!!

一緒に座っていた私も耐えられず、「10時間勉強できる人ってどうなってるの!?」と、子どもとめちゃめちゃ心が通じ合った経験が。

ただ座っている私ができないのに、座って勉強までしている子どもにはもっと無理です。できませんよ。

腰痛になっちゃうよ。下手したら痔にも・・・と本気で思いました。(子どもの友達はなったそうです。皆さんも子どもにおつきあいする場合はご注意を。)

やはり、人は急には変われないのでした。

特に、まだ勉強を始めてすぐのころは焦ってもダメ。

一歩一歩焦らずにお子さんの習慣づけを、助けてあげてくださいね。

今日5分できて貼れたシールが、いつか10時間できて貼れる日が来ると信じて頑張りましょ!