医学部受験を始めたのは高1。遅めスタートが子どもには合っていたかも。

医学部受験を意識して、子どもが勉強を始めたのが高校1年生の夏。

改めて思い返すと、ひらがなを教えたのは年長さんの秋だし、習い事を始めたのもスイミングが小学校2年生、公文は小学校3年生。とにかくなんでもゆっくりスタートでした。

私は自分を教育ママだと思うのですが、そのわりにのんびりしているかもしれません。「ま、いっか〜」と面倒なことを先送りする悪い癖があるので、始めるまでに時間がかかります。

私が迷っていることで、子どもが機会損失したことがたくさんあります。例えば子どもは楽器を習わずじまいだったので、それだけはちょっと残念です。ピアノを習いに行くのを拒否されても習わせればよかったかな・・・。

でも、全体としては子どもにはゆっくり遅めのペースが合っていたのかもしれないと思います。医学部の受験を決めたのも高1でゆっくりスタートでしたが、本人が自分の意志で「将来この道に進んでみたい」と決めるまで待ちました。

それがうちの子どもにとっては良かったのかもしれません。医学部受験は平凡な人間にとっては過酷なので、本人の意志があってこそ何とか踏ん張れたと思います。




中学受験を考えたがやめておいて良かった。理由は?

1つは私が公立の中高一貫校の受験を思いついたのが遅すぎたこと。6年生の夏前はさすがに遅いですよね。

もう1つは、うちの子どもが幼すぎたからです。

そもそも子どもには、中学を受験するということが理解できないようでした。「家の近所にみんな行く中学があるのになんで?」という感じだったのでしょう。

田舎だと中学受験をする子は本当に少なく、いても一人か二人です。子どもの同級生は一人もいませんでした。

遠くの知らない人ばかりの中学校に行きたくないし、しかも入るまでにいっぱい勉強なんてしたくない!!おまけに勉強をしても入れないかもしれないんでしょ!?

こんな感じで、子どもは中学受験に全く興味を示しませんでした。

自分で子どもに提案しておきながらなんですが、やっぱり中学受験はやめておいて我が家には正解でした。本人に興味がないので勉強も進まなかっただろうし、合格できなかったと思います。

目標のはっきりしない勉強は、苦労の割に得るものが少ない

私の兄弟には、今中学生の子どもがいます。中学校に入ると、親は急に勉強のことが心配になるようです。順位が出てくるので、焦るのかな。私も同じようにすごく心配していたこと思い出しました。

それでつい「勉強しなさい。」と言ってしまったなあ。

なんだかよく分からないけれど、勉強はできた方が良い→もっとできた方が良い→もっともっと・・・と不安が加速されていく感じでした。

どの程度できていればどのくらいの高校に入れるか分からない、大学もどんな大学に入れるのか分からないという、先が分からない恐怖に支配されていたのかも。

今は医学部受験の制度を勉強した後なので、医学部以外の大学受験もだいたいこんな感じかなというイメージを持っています。推薦もあればAO入試もあるし、試験科目も学校や学科で全然違う。本人の特性をいかした受験は可能だと思っています。

子どもは長子なので私達夫婦にとって何もかも初めて経験することばかりだったので、中学生の時に大学受験や大学について調べるという発想が全くなかったです。よく知らない高校受験のことを考えるのが精一杯でした。

もし、私にもう一人子どもがいて下の子が中学生だったら、新しく変わる大学受験制度について中学生の頃からアンテナを張るし、私立大学の学科や学費も調べます。

大学受験(受験のゴール)を想定して、高校受験を考え、高校のレベルに合わせて学力の補強をしていくんじゃないかな。特に大学受験で子どもの得意科目になりそうな教科は、しっかりやらせると思います。

とは言いつつ思うだけで、実際にはそれだけのことをやれるかどうかはちょっと自信がないんですけどね。




子どもを上手に導く親には具体的なゴールのイメージがあるの?

佐藤ママさんの本やネットで読める受験生の親御さんのブログなどを読むと、やはり親が志望大学に必要な学力等を正確に理解しており、なおかつお子さんの実力をしっかり把握して計画実行ができる親御さんの方が、受験に成功している印象です。

私自身のことを振り返ると、子どもが「医学部に行きたい。」と言ってくれたことで、もやもやとした「先がわからない不安」はなくなりました。

具体的な目標が決まると、いつまでに何が出来るように、ということも明確になります。

目標に届かないという別の不安や苦しさはありますが、「目的を達するためには今は何が優先事項?」と考えられるようになりました。

また、子どもを伸ばすためには親が冷静になる方が効果が高いので、なるべくそうあるべく努めるようになりました。

だから、当時は絶対に手が届かない状況だったとしても、まずは「医学部にいきたい」と決めてくれた子どもに感謝しています(思い出は美化されてます)。

好きなことがわからない、興味のあることがない、なってみたい職業がない。自分の未来をまだ描けていないお子さんは、きっと苦しいだろうなと思うし、親御さんもきっと苦しい。

だから、子どもに夢や希望がある親は幸せなんです。あとは前に進んでいけばいいから。

早くスタートを切っている人たちには敵わないかもしれませんが、遅く始めたからと言って絶対無理ということもないです。もちろん時間はかかるし、今までサボっていた分の苦労は覚悟しておいた方が良いと思いますが。

それでも、のんびり成長してきた子どもは、のんびり成長したなりの何か良いことがあるはずと考えたい。

高くも低くも見積もらず、今のお子さんにできることできないことを一緒に考えてみると突破口が見つかるかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございます^^

モバイルでは人気記事がプロフィールの下↓に表示されています。ぜひご覧ください^^

おすすめ記事>>センター大失敗!?それでも国立医学部の二次試験を受けた方が良い理由。