ケアレスミスは意識するより、ミスしないシステム作りが大事。

ケアレスミスを頻発するお子さん、多いですよね。でも医学部受験では、致命的な欠点です。

あなたのお子さんは、どんなケアレスミスをしますか?

今日は、ミスを防ぐ方法を考えます。




意識しても治らない

いきなりひどいことを書きますが、意識して治るようならとっくに治っているでしょうし、そもそもミスしないでしょう。

自分が無意識のうちにしてしまう癖、あるいは習慣がケアレスミスを引き起こしています。

試験中に、ミスしないようにと四六時中気をつけることはなかなか難しいことです。

それよりも、問題を解くことに集中したいですよね。




人はミスをする。試験ならなおさら。

人はミスをするもの。その前提を忘れないようにしましょう。

自分がミスをしにくい方法、ミスをしていても気がつけるシステムを考えて、小テストや模試で実践していくことが大切です。

普段のお子さんと、試験中のお子さんは別です。そのことをお子さんは自覚していますか?

気が付いていないようなら、以前ケアレスミスした問題でタイムアタックさせてください。ちょっと厳し目の時間設定が良いでしょう。

まずはしっかりとお子さんに自覚させることが大事です。




ミスを防ぐシステムを構築する

例えば

見直しの頻度を設定する。大問1問ごとに見直し、あるいは小問の最後に取り掛かる前に前の問題を見直すなど、と決めましょう。

センターなら、残り◯分になったら問題を解くのを止め、必ず見直しをする。

問題文の大切な部分を◯で囲んだり、アンダーラインを引く(特に間違っているものを選べなどで有効)。

センター数学では、計算する時にどこから書き始めてどの方向へ続けるか決める。

小さなことですが、何度か試して自分に合った方法を見つけていきましょう。




一度決めてしまえば、ルールに沿ってやるだけ

ケアレスミスをする人は、上記のようなルール作りをせず、意識すれば治ると甘く見ている人がとても多いです。

自分に自信があるのでしょうが、それは自身の実力を正確に把握できていない証拠。

成績が上になればなるほど自分の実力を低く見積もり、成績が下のグループほど自分の実力を高く見積もるそうです。

成績上位者は、自分がミスする可能性を常に考えて行動する人が多く、ケアレスミスしにくいやり方をしているのではないでしょうか。

センターで高得点を求められるのも、ミスをしない注意力が医師には必要だからかもしれないですね。




言い訳よりとにかくミスしないシステムを考えよう

誰でもミスする可能性はあります。子どもだけがするわけではありません。

だから、誰でも間違いを減らせる方法を、お子さんと考えてみましょう。

例えば、お父さんは仕事では最後にこう言うチェックをしているよ。お母さんは車の運転をするときには事故を防ぐためにこう言う風に気をつけている、など具体例をあげてみては?

子どもを責めてお互いイライラするのではなく、子どもも一緒に上の目線に立ってどんな時にどんな失敗をする可能性があるのかを考えさせるのです。客観視させるのです。

案外、子どもは良いアイディアを出しますよ!親も頑張って考えてみてください。

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