数学と化学が壊滅的な人が医学部合格に向けてやること。

こんにちは〜。グリーンママです!

ありがたいことに、高2の娘さんを持つお母さまからお問い合わせをいただきました。私のブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。私からのメールが戻ってきてしまうので、ブログでお返事させていただきます。

お問い合わせの内容は、文系で医学部を目指すお嬢様の数学と化学の勉強法についてです。医学部を目指しているけれど、数学と化学でなかなか苦戦されているとのこと。ブログのサブタイトル「文系で偏差値50」(現在は変更)がぴったりそのままなのだそうです。本当に合格が可能なのだろうかと悩んでいらっしゃるとのこと。

お母さま(以下Aさん)の気持ち、本当によくわかります。私は考えれば考えるほど、考えが袋小路に入り込んでしまい辛くて仕方ありませんでした。

今回は、参考の1つとして今の私ならこうするかな、と思うことをご紹介します。

医学部に合格したいならまずは情報収集です!

さて、何をすると思いますか?

今の私がもしAさんなら、まず国公立医学部の受験科目と配点を調べます。

我が家の場合は、高2ではこれらをしっかり調べていませんでした。あの時にもっと受験科目と配点の重要さに気がついていればと悔やまれますが、過ぎたことはどうしようもありません。

だからこそ、まずこの二つをよく調べていただけたらと思います。

まず情報収集する意味

理由は、ただでさえ苦手な数学と化学の勉強範囲を決めるためです。2次試験に数学と化学の両方必要なのか、どちらか1つでいいのか、全く必要ないのかで、問題集や過去問の量が変わってきます。

我が家も数学と化学が出来ないので、焦って問題集をあれこれやってみましたが、結局解けなかったり覚えきれなかったりで時間の無駄となってしまいました。

受験は時間と競争ですから、範囲が少ない方が苦手な人にはものすごく助かるのです。Aさん、お嬢さんは問題集をあれこれやっていませんか?

また、数学と化学が苦手な人は二次試験レベルに持っていくのが本当に大変です。だからできるだけセンターの配点が高いところを、私なら選びます。

文系医学部受験生が医学部に合格できたのは、後期試験に照準を合わせる作戦が成功したから

もし、前期試験にこだわっていたらおそらく合格できなかったと思います。

募集人員が少ない後期を狙うのはとても難しいことは分かってはいました。でも、数学と化学の2次試験が理系タイプの受験生のように伸びるとは思えない。

どちらが可能性がありそうか考えて、うちは後期狙いに決めました。

ですから、今回はいまうちの息子が医学部を受験すると仮定して、共通テストの配点比率高く、2次試験は理系科目なしで検索をかけてみようと思います。

受験科目や配点を調べるには、予備校のサイトを利用させてもらうと簡単です。我が家は河合塾にお世話になっていたので、今回はKei-Netをご紹介します。

Kei-Netでの検索方法

河合塾Kei-Net

志望校を探す→大学検索システム→各種条件から探す と進んでください。

入力することは、左側の<大学概要欄>では

<設置区分>国立・公立

<学部系統>医・歯・薬・保険

右側のタブ<入試情報(一般入試)>で

<入試科目配点>→枠内の左上<共通テスト>→科目入力(今回は、英語・数ⅠA・数ⅡB・国語(現代文・古文・漢文)・化学・生物・世界史Bとします)

枠内左上から2番目の<2次試験・個別学力試験>→科目の入力(今回は、英語・小論文・面接とします)

枠内左上から3番目の<配点比 共テ:2次・個別学力>→<共通テストの配点比率が高い>を80%に調整

ページ内中央下の<この条件で検索・表示>

山形大学(後)名古屋大学(後)の2校が表示されました。

共通テストの配点比率を75%に下げると、上記2校の他に富山大学(地域枠・後)琉球大学(後)の2校が加わり、4校になります。

検索結果から分かること①(共通テストボーダー得点率と配点比率)

共通テストのボーダー得点率

山形大学 86%、名古屋大学(記載なし)、富山大学85%、琉球大学(83%)

各大学の配点(共通テスト・2次・個別)

山形大学 900点・100点

名古屋大学 1200点・350点

富山大学(地域枠) 900点・—

琉球大学 1000点・300点

となります。

検索結果から分かること②(各大学の科目及び配点)

今回は一番上に表示された山形大学を深掘りしてみます。

検索結果の山形大学をクリックして、<一般選抜><入試科目><学部>医を選択→<学科>医を選択

後期試験を見ます。

共通テストの配点は、英(200)・数(200)・国(200)・理(200)・地公(100)

2次・個別試験の配点は、面接(100)

ということが分かります。

山形大学の後期は、2次試験が面接だけなんですね!仮に、Aさんのお子さんが面接が得意なタイプなら、山形大学はおすすめ出来そうですね。

まとめ

国立医学部を受験するには必要な科目が多いです。そこが私立医学部とは違うところです。特に壊滅的に苦手な科目があると、苦手教科を普通レベルにするのに時間を取られ、得意な教科は突き抜けるほど勉強できず・・・

センター共通テストの数学と化学は避けられないので、まずはこの2教科の到達目標レベルを共通テストレベルと定めて受験戦略を立てて、教科書レベルからの勉強のし直しをします。

ちなみにKei-Netでは模試判定もできるので、全統模試などを受けたら「模試判定」もすると良いですよ。以前書いたこちらの記事が参考になると思います。

河合塾のKei-Netを使って、簡単に志望校判定をする方法をご紹介
お子さんの志望校はもうお決まりですか? 憧れの医学部ですか?地元の大学ですか? それとも我が家のように、入れてい...

数学と化学の具体的な勉強についてはまた次回。

それではまたお会いしましょう!コメントお待ちしておりま〜す!