大学時代の友人と久しぶりに電話で話し、楽しい時間を過ごしました。
中学三年生の子どもがいる友人。
以前お子さんに会った時は、キラキラオーラの出ている可愛くてモテそうな子だな〜という印象でしたが、学校の委員会活動や部活動でも活躍している様子。将来が楽しみです。
ところが、この活躍が受験にとってはプラスなのかマイナスなのか、、、、実は部活動がまだ終わらないのだそう。
友人としては、そこまで部活動に入れ込んでいるわけではないので、本音を言えば勉強に専念してほしい、でも部活動をやめたからと言ってパッと切り替えて勉強するかどうかも分からない、すごく迷っているし悩んでいる、と。
同じ部活のママ友からは、部活をやっている子は切り替えて勉強に集中するから大丈夫よ〜と言われているけど・・・・と友人が言うので、
「それは人によるからあてにしない方がいいよ。」
と返答したら、友人も「そうだよね〜。」と笑っていました。
だとしたら短い勉強時間をどうやって使うか。
佐藤ママさんが三男くんの中学受験に使った、15分刻みで違う教科をやらせる、と言う方法を提案してみました。
なかなか集中できないようなので、電話帳(と呼ばれる全国の公立高校の過去問集)から志望校の過去問と似た問題をピックアップ→コピーしたものを用意しておき、細切れの時間で1問ずつ解くのはどう?と。
1問ずつコピーしたものなら、持ち運びしやすく、学校の休み時間でも解くことができるはず。
また、塾に通っていないと言うことだったので、試験慣れしていないハンデは毎日の生活時間を試験を意識したものに変えていくことと、土日にまとまった時間があったら試験の時間通りに過去問を解くことなどで対処して行く方法も伝えました。
親ほど細かく子どもの勉強を見てあげられる人はいないよ。お母さんが子どもをサポートしようって気持ちを子どもは嬉しいと思うはずだし、親も子もやりきったと言う実感があれば、万が一うまく行かなくても切り替えられる。
受験前の今だからまだサポートしてあげられる。ママも一緒になって勉強したり、教材を用意したりしてあげた方が良いと思うよ。受験が終わってからもっとやっておけば・・・という後悔をしないで欲しい。
などなど・・・。
しかし、すごく上からのアドバイスですよね(汗)。
嫌な顔せず聞いてくれて、むしろ「誰にも相談できなかったから、話せてよかった〜。」と明るい声で言ってくれた友達が良い人すぎる。
ありがたい。
それにしても結局、友人の不安も、何をどのくらいやった方が良いのか具体的にわからない、というのが原因なんですよね。
私の考えとしては、学校の先生にわからない問題を聞くのはアリだと思うのですが、どの問題集をどういう風にという事は、先生の力量により毒にも薬にもなりかねないなと思っています。特に11月も終わる切羽詰まった時期では、さらに難しくなると思います。
ではどうすれば?
参考までに我が家の場合をご紹介すると、子どもは浪人時、苦手な理数科目は予備校のテキストとセンター&志望校の過去問に絞って勉強していました。
得意な英語は予備校のテキストの他に色々な長文問題集や、英作文に特化したテキストなども一緒にやっていました。(国語と世界史はセンターのみだったので、予備校の授業が終わった後はセンター過去問をやり込みました。)
つまり苦手科目は狭く、得意科目は広く、と言うやり方。
つい苦手科目に不安を感じて、あれもこれもと手を広げてしまうんですよね。
合格点ー得意科目の点ー普通の科目の点=苦手科目で取る点
どの教科も欲張って高い点を取ろうとしがちですが、結局分散してしまって得意科目で思ったほど点が取れないと言うことが起こります。これは我が家の現役の時にやってしまった失敗。
教科により問題集の範囲を広くしたり狭くしたりしてメリハリをつけるか、時間でメリハリをつけるか、お子さんにより違うと思うので工夫してみてください。
また、高校受験は県ごとに教科の難しさが違うと思います。例えば数学は非常に難しく平均点も低い、英語は平均点が高いというような県の場合は、英語の方が易しいので高得点を狙う勉強をした方が良いと思います。
特に数学が苦手な場合は、応用問題に取り組んでも思ったほど点が伸びない場合があります。おまけに難しいとなると、余計点数を取るのが難しい。
その場合は、数学は過去問で基礎〜標準問題の点数を割り出し、それより少し高い点数を目標とした勉強をすると割り切る方法もあります。
難しい応用問題には手を出さず、標準問題まではしっかりと解けるようにするということですね。当日でも難問とそれ以外を見分けられるよう、最初にパッと見て解ける問題から解いていくというような練習も必要です。
ただし、苦手科目はそこそこを目指すので得意科目は高得点を取る必要があります。だから当日多少難しくても崩れないよう、しっかりと勉強しないといけないんですけどね・・・(汗)。
県のトップ高の場合は、苦手科目でもそれなりの点数を取らないといけないということで難しいのだと思います。(が、我が家は県のトップ高のことはよく分からないです。ごめんなさい。)
高校受験は大学受験よりも情報が少なく、なかなか有用な情報が集まりません。県のトップ高ならネットで少しは集まるのですが、地域のトップ高となると本当に情報は少ないです。
私は当時は進研ゼミに載っていた合格点等を参考にしましたが(それしかわからなかった)、今なら高校受験の過去問集や、県の教育委員会のウェブサイトに過去の問題や平均点、得点分布などが載っているので、そう言うものを使って分析します。
問題だけ見ているよりも、平均点と得点分布を見る方が戦略が立てやすいかなと思いますので、ぜひ県のサイトにアクセスして見てください。(漢字は一生懸命やるわりに得点が低い等の情報もわかります。)
問題の内容と難度と配点に子どもの得意・苦手を合わせて分析すると、どの問題でしっかり点を取り、どの問題は後回しにするかがはっきりしますよ。
また、内申点と当日の点数の比率なども学校によって違うので、しっかりと各高校のサイトでも確認をしておきましょう。
中学校の内申点も学校により調整があるので、そう言うものもきちんと把握しておくと、より正確に分析でき、とりあえず分からなくて不安という状態からは脱します(点数が届かないよ!という不安は残りますけどね)。
活用できそうな情報をしっかり集め、お子さんの今いる位置をしっかりと見極めて、今後の勉強の計画を立てられますように。応援しています!