我が家の公文の利用法。数学は弱点強化、国語はお楽しみ。英語はおまけ。

こんにちは〜。グリーンママです!

みなさんは公文式賛成派ですか?それとも否定派ですか?

私は公文賛成派です。子どもが通っていたと言うのもありますし、プリントが市販のものよりスモールステップで解きやすいと思うこと、あとは先生に出された宿題はひとまず嫌々でもやるのも良いと思っています。親の出す宿題は全くやろうとしなかったので、学習時間が確保できます。

ただし、公文は子どもだけではなく親にも結構な負担がかかってきます。毎日プリントをやらせるのが本当に大変でした・・・。公文を始めたその日から1日3〜5枚(1教科)のプリントをやるやらないと揉める揉める。公文を始めたけれど親が大変過ぎてやめちゃった知り合いもいます。

それと、どうやら一口に公文と言っても教室によりやり方も違うと聞きました。どんどん先に進める先生、何度も同じ教材を復習させる先生、怖い先生、優しい先生・・・。

これから公文を始めようか迷っている方の参考になるか分かりませんが、今回は我が家がどんな感じで公文をしていたかご紹介します。

我が家の周辺の公文事情

同級生のほぼ全員が地元の中学校に進学ですから、勉強に関してはとってものんびりしています。だからガリガリお勉強している子も少ないし、小学校から個別に行くにはちょっと高いかなって感じで、お値段的にも公文を選ぶ人が多いのかもしれません。

色々なタイプのお子さんが公文に通っていたように思いますが、小学生から公文に通わせているおうちはどちらかと言えばお子さんの教育に関心が高い家庭が多いように見えました(少なくとも我が家の周辺では)。

公文を始めた時期と先生

子どもは、算数と国語は小学校3年生から、英語を5年生から始めました、どうやらこれは遅いようですね。遅いと知ったのは公文を始めてだいぶたってからで、中学受験されるお子さんたちは小学校3年生まで公文で4年生からは受験のための塾に行くと知ってびっくりしました。結局中学2年の1学期まで続けました。

ちなみに先生はとても優しくて、いつも私が「プリントをもっと増やしてください!」と先生を困らせていたような。子どもは少なくしてと言うし、板挟みだったのでしょうね。子どもは優しい先生のことが好きでしたね。プリントが全部終わると先生のところに行って面談があるのですが、いろいろお話ししていたようです。

公文の数学は弱点強化に

公文を始めた目的は、子どもの計算力を鍛えるためです。小3当時のこどもは、学校の算数はできないと言うほどではありませんでしたが、私からみて計算が遅く感じました。

今考えると、たとえ時期が遅くても小3で公文に入れて計算練習ができたのは正解だったな、と思います。うちの子どもは勉強したくないので体験教室に参加するのを嫌がってやっと連れて行きました。公文を始めるまで一苦労でした。でも公文で小学生から計算を訓練していなかったら、今以上に数学に苦戦していたことは間違いないと思います。

数学が得意で、もっと面白い問題を解きたい子にはつまらないのかなと思いますが、うちの息子のように小学生の時点で算数は解けるけどそれほどパッとしない感じのお子さんには、地道な公文の大量の計算練習は、高校生になった時に「やっておいて良かったな」と思えるのではないかと。計算が遅かったりミスが多いと、いくら解法を覚えても正解にたどり着かず点数を取れませんから・・・。

<追記>うちは公文方式の計算ができない子だったことを思い出しました。単純に計算に慣れて少し速くなったのかもしれません。数は力?

公文の国語は楽しく

数学に比べると国語は様子が全く異なり、子どもが公文のプリントで新しい文章を読むことをとても楽しんでいました。それは私の目から見ても明らかだったので、いつしか親子で次のお話はどんなだろう?と楽しみにするようになりました。

だから、公文の国語は「問題が解けるようになる子どもが楽しく文章を読める」を重視していました。本をどんどん買えるわけではないですし、地元の図書館も公民館の小さな1室という規模です。私もたくさん本を読んでいるわけではないので、子どもに面白い本を次々と紹介できるわけではありませんでした。だから我が家に縁のなかった文章を公文のプリントで読めて良かったなと思います。

公文の英語はおまけでした

うちの場合は、英語は文章が面白くなる前にやめてしまったので、あまり興味がなさそうでした。一応やってたという程度。強いて言えば中学校で英語を習い始めたときに、アルファベットが分かっていたのは良かったです。

それから、子どもの性格上初めてのことは人より少し先にやっておくと焦らないので、学校の英語が始まったときに、まるきり初めてではないのも良かったと思います。

どちらかと言うと、うちの場合は文法がある程度分かってから公文の英語を始めた方が効果があったかもと思います。きっと先を読みたくてプリントをやっていたのでは?

余談。主体的に公文のプリントしていた子は高校生でも伸びた印象です

我が家は子どもが宿題になかなか手をつけず、私も最初は優しく声かけをするのですが、やっぱりやらず最終的に私が怒る→子どもがふてくされながらプリントをやることが多かったです。

それに比べると、私の知るお子さんは保護者の干渉が少ないようでした。そして我が子と全く違う点は、わからない時に「教えないで!」と言うことでした。

こう言うお子さんたちが「分からない。」と言うときは、本当に何度も何度も考えてやってみたけれど、どうしてもできない時だけです。
しかもほんの触りだけヒントを言うと、すぐに「わかった!もう教えないで!」と言うんです。

楽をしてさっさとプリントを終わらせることより、彼らにとっては自分で解くことがすごく重要なんです。多分自分で解けた時の達成感を知っているのだと思います。

小学生の頃からこう言うことができる子どもは、中学校高校でも伸びていたと思います。

結局、公文は医学部受験に役立ったのか?

結論を言うと、私は役立ったと思っています。公文で学習したことは直接見えないけれど、子どもの基礎を固めてくれるものだったと思います。

数学に関しては苦手なままなのであまり大きなことは言えないのですが、公文をやらなければもっとできなかったと思います。解法がわかっても計算ミスばかり、計算速度が遅ければものすごく受験では不利です。

国語に関しては、医学部に合格するにはある程度の読解力が必要で、その読解力の土台を作れたのかなと思います。問題を解いたからと言うよりは、単純に日本語を読む時間と体験が増えたからかもしれません。知らない漢字もいつの間にか読めるようになっていたり、語彙も増えたような気がします。

また、英語の力が伸びたのは国語力が関係していると思います。英語の長文を先を予測しながら読むには、国語の力がないと難しいです。公文の英語もしっかりやれば、きっと力になったと思うのですがタイミングもありますし、これは仕方ないですね。

公文に通った感想まとめ

1、体験に行ってみて、お子さんが公文を気に入ったら試しに入ってみても良いと思います。(合わない場合はやめましょう)

2、学校の宿題が少なく、親の出す宿題はやらない子どもには、学習時間と学習量を増やすのに役立ちました。

3、計算ミスが多く、計算が遅かった子どもが量をこなすことで、少し改善されました。

4、国語は子どもが楽しんでプリントに取り組めたことで、国語の基礎力(読解、漢字など)の土台ができたと思います。

5、英語はアルファベットが書けるようになったこと、中学校で英語が始まったときに、少しだけ英語を知っていたのは子どもの性格上良かったと思います。

6、公文=苦悶。プリントをやる子どもも大変だけれど、毎日プリントをあの手この手でやらせる親の我慢強さが試されます。親として鍛えられた実感あり。

公文に行ったからできるようになるわけではないですよね。できるようになるにはやはり日々の積み重ねが大事であり、塾にせよ通信教育にせよ家庭教師にせよ、利用するときは目的や利用方法をよく考えないといけないと思いました。

学力を伸ばす方法は人それぞれですが、後で「やってて良かった」と思えるように、どんな塾や通信教育もそれぞれの得意なこと・苦手なことを理解して選び、とことん利用し切ることが大事かなと思います。もちろん公文もです。

それではまたお会いしましょう!コメントもお待ちしております。

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