医学部志望者の多くが現状と合格レベルの差を認識できていないかも。

私が子どもの成績を開示するのは、同じような成績の子に現実を見て欲しいから

少しずつですが、子どもの模試の成績を開示し始めています。子どもの了解を得るときに、「勇気もらっちゃう人いっぱいいるね。(笑)。」と言われました。

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医学部志望と言うのすら憚られる成績でした。言ったら周りの人に笑われちゃうな、と思っていました。

勉強はやればすぐできるようにはなりません。

勉強して、理解して、覚えて、試験まで忘れないようにするって本当に難しいのです。試験の日に忘れていたら、その前にどんなに勉強しても点数にはなりません。

繰り返し繰り返し勉強して、それでも忘れて、また同じことを勉強して、また忘れて・・・。

これを延々と繰り返すのです。少しでも成績が上向くとモチベーションが上がりますが、上がってこないどころか下がることもあるのです。頑張ってやっていると思っている人ほど、ダメージが大きいです。

うちもそうでしたが、成績が振るわず合格ボーダーからはるか下にいる人ほど、多分この辛さが分かっていないのです。それは本気で勉強していないから。

だから、簡単に「頑張れば成績が上がる。」と思えるのではないかな。

うちの子どもの模試の成績推移をよく見てください。ひどいし、全然成績上がっていませんよね?子どもが高2の冬に私はプチうつっぽくなりました。どう考えても現役で合格しそうにないし、浪人しても受かるの?と疑問しかなく、そんなことばかり考えていたら家から出られなくなりました。

もし、同じ時期に同じような成績をお子さんが取っているようでしたら、今すぐ本気で勉強を始めた方が良いと思います。部活も友達づきあいも大切だし、貴重な高校生活の1ページだと思うのですが、お子さんが一番望むものが医師になりたいことならば、他のことを諦めてでも必死にやるしかないと思います。

あれもこれも全部やってもサクッと難関医学部に合格する人は、当然います。

でも、その人たちと比べても仕方ないことです。比べるなら、比べて惨めになるのではなく、できる人と自分の子どもの勉強のやり方を比べて参考にさせてもらった方がいいですよ。