国公立大学の出願に迷ったら、スクリーニングで合う大学を探してみる。

国公立大学の出願が28日から始まりました。

私も看護科を志望する受験生のお手伝いを少しだけやらせてもらっています。

医学部同様、看護科も面接や小論文などがあり(その分二次試験に学科がない大学が多いですが)、自己採点の得点から大学をスクリーニングして結果を伝えました。

もちろんセンター前に受験する大学は決めてありましたが、いざセンターを終えてみると取れると思っていた科目で取れなかったり、意外な科目の点数が伸びていたりと、なかなか一筋縄ではいかないものですね。

お手伝いしている子は国立の現役合格を目指しており地域にはこだわっていないので、子どもが医学科を受験した際に全国の大学をスクリーニングしたやり方がそのまま使えます。

今回は、河合塾のKei-Netでバンザイシステムを使わせてもらいました。(Kei-Netの会員登録が必要です)




やり方は以前ご紹介した模試判定のやり方と同じです。(現在はバンザイシステムしか使えません。)

おおざっぱに説明すると

センターの自己採点数と第三回記述模試の偏差値を入力→国公立前期(or国公立後期or私立センター利用)を選択→学部系統(医学科、看護科)、地区、二次試験の科目、判定のどこまでを表示するか等の選択→判定

やり方がよく分からない場合は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

河合塾のKei-Netを使って、簡単に志望校判定をする方法をご紹介

判定が出たら、評価のところのセンターをクリックするとA判定→E判定の順に並び替えられます。

例えばセンターで失敗してしまったなと思ったら、二次・個別の部分をクリックすると二次試験で有利な順番に並び変わります。

総合を押すと、センター+二次・個別試験を合わせた総合的な評価が高い順に並び替えられます。

センターがうまくいった場合は、センター比重の高い大学を選び、不確実な面接等でひっくり返されないように考えたり。

センターが思ったようにいかない場合は、二次・個別試験の比重の高い大学を選んだほうがいいかなとか。

センターも二次・個別試験も自信がない場合は、面接点がとても高い大学を選んで逆転を狙う!とか。

頭をひねってめちゃくちゃ考えます。

小論文と一口に言っても、自分に合うテーマもあります。

過去問は必ず見て決めます。

受験に詳しい方にはどれも当たり前のことではありますし、子どもが通っていた大手の予備校等では国公立の全ての医学部について判定を出してくれましたので、自分でやる必要がないです。(私はやりましたが・・・汗)

医学部専門予備校はきめ細やかにこの辺りのことをやってくれるのかな?と、勝手に想像しています。

我が家はこのKei-Netのバンザイシステムに本当に本当に助けられました。

そうでないと、いちいち手計算で傾斜配点を計算し直して1大学ずつ確認しなければなりませんでした。

インターネットのお陰で、田舎にいても、予備校や塾からの情報がなくても、かなり精度の高い情報を手に入れられるようになり、本当にありがたいです。

ちなみに予備校に通っていた時に、先ほどお話ししたセンター後の面談で予備校がくださった判定一覧(全国の医学科)と私がKei-Netで出した判定の結果は一致していました。

そんな訳でこのやり方で検討されても大丈夫ではないかと思っています。




実はお手伝いしている受験生は後期受験を考えていませんでしたが、後期も受けて欲しいと伝え、センター後に判定の高い大学の中からより合格可能性の高い大学を絞り、いくつかの大学を提示しました。

合格可能性の高い大学を調べる時に大切にしているのが、順位よりも合格最低点です。

この点ではKei-Netよりも大学受験パスナビの方が使いやすいです。(パスナビのトップページから入るよりも、Google検索で「大学名+学部学科+合格最低点」で検索した方がパスナビの特定のページに直接飛べて早いです。)

パスナビは3年間分の合格最低点を確認できます。

私は、合格最低点は3年の中で一番高い点数のものを基準にしますが、1年だけ極端な場合は平均したりとその辺りは勘でやっています。

さらに合格最低点合格平均点(大学の試験の過去データに大抵はあります)の間位の点数を少なくとも取れること考えて出願大学を決めました。

ちなみに順位をあまり重要視しないのは、センターリサーチに出した人が同じ大学を出願するとは限らないからです。

なんてそうは言いつつ、ちょっとは気にします。^^;

最終的にKei-Netとパスナビと各大学のウェブサイトなど同時にいくつもアクセスするので、頭がこんがらかるし、肩は凝るし、目は疲れるしで結構大変なのですが、「これで合格してくれたら・・・」の一心でやっていたんだな、と思います。

もちろんお手伝いしている受験生に対しても同じ気持ちです。

どうか夢を叶えて欲しいと思います。