お子さんが受験予定の医学部情報、例えば入試科目や配点など、どのくらいご存知ですか?
お子さんに任せているから、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ところが、子どもは受験システムについて調べていると思いきや、意外と調べていなかったり、調べてあってもちゃんと理解していないことがあるんです。
「このくらい分かっているだろう」と親が期待するほど分かっていない子もいるのでは?(受験システムを熟知している子なら、頼もしいですね!)
受験科目や必要な資格(英検など)、提出書類、受験日などを間違えてしまうと、受けようと思っていた医学部を受けられなくなってしまいます。
それだけは何としても避けたいところ。
我が家は医学部受験を決めた当初から、こういうことを調べるのは私の役目と決めていたので全て私が調べて一覧表にしました。
実際、かなり手間がかかる作業ですので、もし可能なら親御さんがやってあげてください。
入試情報を一元管理しておくと、「あれ?」と記憶が曖昧になった時に便利ですし、勘違いや間違いが減ると思います。
今日は、うちの受験情報のまとめ方をご紹介します。
まず、志望医学部・受験予定医学部を抽出します
お子さんに合う医学部の抽出方法はこちらから↓
河合塾のKei-Netを使って、簡単に志望校判定をする方法をご紹介
ただし、模試判定システムから合格可能性の高い大学を抽出する部分は、すでに志望大学が決まっている方は必要ないので飛ばしてくださいね。
一言メモ)
国立と私立を一度に調べると大学数が多くなりすぎるので、国立医学部のみ、私立医学部のみで判定すると良いですよ。
模試判定結果の評価の欄にセンター、二次・個別、総合とありますが、クリックするとそれぞれの項目ごとに判定の良い順番に並び替えが可能です。
お子さんの成績を入力すると判定が出てきますが、最初の段階では医学部の数が多いので、判定が良い大学をまず抜き出します。
それぞれの医学部の入試要項を調べる(これが大変)
抜き出した大学の公式ウエブサイトで、受験要項を調べます。
例えば、私が調べるならこんな情報です。
国公立医学部だったら、
◯前期なのか後期なのか?またその日程。
◯センターに必要な受験科目と配点
◯二次試験に必要な受験科目、小論文、面接(個人なのか集団なのか)の有無とそれぞれの配点。
◯足切りの可能性。
◯その他、気がついたことなども備考欄に。
◯ホテル、乗り物の手配予定
私立になるともっと複雑です。
受験科目、配点などのほかに私が調べると思うこと。
◯試験の方式(1つの大学に3つも4つもあったりします)
◯一次試験二次試験の日時
◯学費(←うちはこれが一番大事だった!)と受験料
◯試験会場。(例えば東京の私立医大でも関西で一次試験が受けられることが多い。)
◯私立医学部受験次の拠点ホテルや乗り物手配の予定
なんだか見ているだけでうんざりするんですが、実際一つずつ調べては書き出しとやっていると相当疲れる作業です。根を詰めすぎて呼吸が浅かったのかなあ、私はこの作業中に気持ち悪くなったことがあります。
とはいえ、この作業をしっかりやっていかないと受験戦略も立てられないですし、私立の場合は日程の調整をする必要があるので、頑張ってやってみてくださいね。
そして、実はまだまだこの作業のあとに、過去問を調べて子どもに合いそうな大学を見つけるという作業もありますが、それはまた今度。
一口メモ)
正確な情報も手元に置いた方が良いので、今年度分の募集要項が発表されたらプリントアウトするか、大学から募集要項を取り寄せてください。
最近は国立大学もインターネット出願が増えていますが、願書を書留で送る大学もあるので、そういう大学は早めに手元に取り寄せると安心です。
受験予定医学部一覧表は夏休みに作ると良い
お子さんも比較的時間を取りやすい夏休みに、受験したい医学部一覧表を作るのが良いのではないかなと思います。
作った表は、ダブルチェックするなど間違いがないように、そこは気をつけてくださいね!
一覧表にして可視化して目につくところに貼っておけば、情報があいまいになった時などにすぐ確認することができますし、実際に調べることで受験することに現実味を帯びてきます。
1つだけ注意したいのが、親に丸投げで子どもはちっとも受験システムについて理解しようとしない場合。
おそらくまだ自分の受験という意識が薄いと思うんです。
その場合は、少しお子さんにも骨を折って調べさせることも必要かもしれません。
ご家庭により、お子さんにより状況が違うと思いますので、その辺りは親ごさんがどうするのがベターか判断してやってみてくださいね。^^
モバイルはプロフィールの下↓に人気記事が表示されます。ぜひご覧ください。^^
関連記事>>医学部受験初心者🔰の保護者さんにオススメの受験情報サイト7選。
おすすめ記事>>志望校はどのように決めていますか?我が家が模試で気をつけたこと。