まずは勉強して成績を上げるのが先!医学部を目指すのはその後でも大丈夫

子どもが医学部を目指した頃に、とにかく情報が欲しくてネットを探し回りました。

その時に、出会ったこのブログが今だに心に残っています。

さっそくご紹介しますね!




このブログを読んだ後、医学部受験が本当に怖くなった

東大早慶合格率から見る首都圏進学校 医学コースについて4〜はしごを外される子供達〜

このブログの、この文章を読んだ時にものすごく衝撃を受けました

大雑把に内容を説明しますね。

優秀なお子さんに、親は医学部を勧め子どももその気になっている。ところがいざ受験になった時に、国立医学部は合格が難しいけれど私立の医学部なら可能性がある、という状況になったとする。その時に親子ともに、「医学部をあきらめるのか」「何浪してでも医学部を目指すのか」「私立医学部の学費を捻出するか」の選択を迫られる

この時に、親から医学部を諦めろと言われたら、子どもはいきなりハシゴを外されたような気持ちになる。今まで散々医者の魅力を親から言われて医者になりたいと思ったのに。

何浪してでも目指すことを選んだにしても、高額な私立医大の学費を払うことを選んだにしても大変な道になる。でも、子どもをその気にさせた以上ハシゴをはずすことはできない(著者は子どもが一人っ子なら私立医大に進ませると言っています)。

だから、安易に医学部を子どもに勧めてその気にさせてから学力を上げるのではなく、まずは学力をあげて高2か高3になって医学部を十分狙える学力になっていたら医学部という選択肢を示す方が良いのでは?

というようなことが書かれています(要約力がなくてゴメンなさい)。

これを読んで、本当に安易に医学部をすすめちゃいけないなと思いました。

医学部に入れないことより、人生が狂うリスクの方が怖かった

うちは普通の家庭なので、子どもが医者になりたいと言って親はビックリ。

なりたい職業があるなんてすごいな!と思う反面、うちの子どもが医学部を目指していくら頑張っても夢が叶わず、それが原因で子どもの人生そのものが狂ってしまうことが怖いと思いました。

医学部というかお医者さんという職業は、恐ろしいほど人を惹きつけるのはなぜでしょうか。一度医学部を目指すと、そう簡単に変更できなくなるのはどうしてなんでしょうか。

私は自分が強烈に〇〇したい、〇〇になりたい!と思った経験がないので、ただただおそろしさが優ってしまって・・・。

でも、だからと言って子どもの夢を親がダメという権利もないのです。

だから

「お医者さんなりたかったら応援するけど国立ね。私立は無理だよ。」

「1浪してもダメなら、諦めて他の学部に行くんだよ。」

と、子どもには言い続けました。ダメだった時に子どもが諦めやすいようにと言う気持ちもあったかも。

そして、

「国立しかダメという代わりに、お母さんのエネルギーと時間を全部あなたのために使うからね。全力で応援するよ。」

これも子どもには言い続けました。(今考えると、言われていた子どもは引いていた可能性がありますね。私が子どもならちょっと怖いと思う)

要はこんな感じ

親ができる限りの最大限のことはするよ。与えてあげられる時間の中で全力で頑張って夢を掴んでね!でもそれでもダメな場合は、本当にごめんね、諦めてください。

現実的に私立の医学部の学費は普通の家庭には高額すぎます。お医者さんになりたいという子どもの夢を「ダメ」という気はないですが、親にもできることとできないことがあります。




そんな我が家でさえも学費が一番安い私立医学部ならOKしてしまった事実。やはり医学部受験は恐ろしい。

実際は私立医学部も視野に入れて良いならば、選択肢は格段に多くなります。特にうちの子どものような理系が不得意な子だと、すごく助かるだろうなと思うんです。

とにかく医師になるには医学部に行くしか道がないんですから。受からないことには始まりません。

医学部は国立だけ、と言い続けてきましたが、浪人している子どもが懸命に勉強している姿を見ているうちに「学費が一番安い私立医学部ならうちでも何とかなるんじゃないか?一人っ子だし。」と言う気持ちがムクムクと湧き出てきました。さっきまでと言ってることが違います(恥)。

こんなに頑張っている子どもの夢を、親も体を張って叶えてあげたい!

お金は何とかする!!

と、思ってしまったんです。夫も同じように思っていたようで、早速オープンキャンパスに行き、受験することを決めました。

子どもが浪人時代に実際に受けに行った試験は、センター試験と同じ私立医学部の試験を方式を変えて2回、そして国立の前期・後期の5回です。(私立の他学部は全てセンター利用)

国立の前期はダメ。その後私立医大に正規合格し、後期試験に臨みました。国立がダメでも行くところがあると思いながら試験を受けるのと、もう後がない背水の陣で試験を受けるのではだいぶ心の余裕が違ったのではないかと思います。

私立医大の合格は、子どものお守りになってくれたのかな。(そう思って心の整理。それにしても高いお守りでした)

結論。医師になることを親が煽らない。勧めるなら親はお金を貯めておきましょう。

子どもの受験は感情が入り込むので、なかなか割り切れないことが目白押しです。

子どもの応援をしているうちに、親の方が医学部受験にのめり込んでしまうことがたくさんありました。おそろしい、医学部マジック!

私のようなしっかり者の(ケチな)人間でさえ私立医学部も視野に入れてしまったのですから。

そんな経験があるからこそ、もし私立医大は経済的に無理だと思われるなら、「医師になりたい人が全員なれるほど席はないし、そして人によっては座れないイスがあり、座れる人を指をくわえて見る状況に我が子がなるかもしれない。」ことを、親はよくよく肝に命じておく必要があるんだと思いました。

ご紹介したブログの著者さんの言うように、中学生くらいではまだまだ先のことは分かりません。高2・高3になってから医学部の話になっても、学力さえあれば何とかなります。

一般家庭は、まずは「医者になるため」に勉強するのではなく、「職業の選択の幅を広げるため」に勉強する方が、結果的にスムーズにいきそうです。

でももし、中学生くらいから「医師になりたい」とお子さんが言ったり、親御さんが勧めたいときはどうしましょうか。

うーん、私なら私立医大にいけるようにお金を貯めるのを頑張るかな。多分、子どものためなら、私は頑張れると思います!(その場合、今頃私は節約ブログを書いていたと思いますが)

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