高1のお子さんの英語と国語の参考書についてのお問い合わせその1

読者の方から初めてお問い合わせをいただきました。

 

とてもびっくり!

 

でも、とても嬉しかったです!!

 

読んでくださる方がいるのだなあ〜と実感しました。

 

ありがとうございます。

 

さて、ご相談内容は高校1年生のお子さんのことです。

 

理系が得意なお子さんで、英語と国語は苦手とのこと。

 

私がブログで公開している英語と国語の参考書・問題集の記事をお読みくださったようで、今のお子さんにぴったりなものからスタートされたいとのことでした。

 

先にお伝えしておきますが、はっきり言って私の出る幕ではないことは明らかなのです。というのも、模試の偏差値がうちよりだいぶ高いです。

 

どちらかと言うと、分かってない人が分かっている人にトンチンカンなアドバイスをしてしまいそうで、大変まずい状況です^^;

 

それを踏まえた上で、お読みいただけたらありがたいです。

 

お子さんの英語・国語の参考書についてのお問い合わせ

<お問い合わせの概要>

私の子どもは高1で難関大学を狙っています。

しかし、大学名、学部は全然絞れていません。

医学部同様の難易度の大学を目指す娘の勉強方法に悩んでいます。

高1の第二回駿台模試(10月)で、偏差値は英語が61.9、国語が59.9です。理系なのでこの苦手な英国を何とかしたいと思います。

色々参考書、問題集が紹介されていますが、どれからスタートしたらいいでしょうか?

うちの子供はあまり勉強時間を作りたがらないので、少しでも問題集の数を減らして、難易度の適正なところからスタートして本番に臨みたいと思います。

中3で英検準2級を取りました。スコアを見ると2級は今ならば取れそうです。でも準1は無理そうなレベルです。週に1回Webの英会話をやっています。

 

お問い合わせに対し、お子さんの詳しい生活状況をお聞きしたいとお返事しました。

 

<お返事の抜粋を再編集。お子さんの詳しい生活状況>

5時前起床、22時就寝、6時朝食、19時夕食。

通学は学校まで40分ほど。電車通学。

部活は週に3〜4日程度放課後18時前まで。朝練も週に2〜3日あり、7時前に家を出る。土日のどちらかは半日程度部活。

 

通塾はしておらず、web英会話を週1回45分、国語webでの学習週1回45分。数学はチャート式を自学で進めている。

 

毎日の勉強時間は2、3時間、土日は3、4時間。

テスト前は平日5時間、休日10時間。

性格は定期テストを見るとコツコツに見えなくもないが、平日のリズムがスマホや部活、眠気、ショッピングなどで崩れかけているように見える。

 

第2回高1駿台全国模試の成績比較(英語・国語)

質問者様のお子さん  偏差値 英語 61.9  国語 59.9

うちの子ども     偏差値 英語 61.0  国語 45.0

 

最近子どもの詳しい偏差値を忘れていましたが、模試の成績を引っ張り出してきて、一気に冷や汗が出ました^^;

 

記憶があやふやなので、その後の英語の成績を振り返ってみます。

高1〜浪人時代 英語成績

高1 第2回駿台全国模試 偏差値 61.0

高2 第1回駿台全国模試 偏差値 52.9

高2 第2回駿台全国模試 偏差値 60.9

高2 東大レベル模試   偏差値 68.7

 

高3からは河合塾の全統記述模試の成績になります。

 

高3 第2回全統記述模試 偏差値 68.0

高3 第3回全統記述模試 偏差値 60.9

浪人 第1回全統記述模試 偏差値 66.8

浪人 第2回全統記述模試 偏差値 75.7

浪人 第3回全統記述模試 偏差値 70.2

 

高2夏頃から英語の勉強を改めてスタート

英語は中学3年生から得意な科目となり、ほとんど時間を取って勉強することがありませんでした。

 

高校1年生までは、中学の貯金でノー勉強でも何とかなっていた(?)のですが、高校2年生6月に行われた駿台模試で偏差値が10近く下がりました。

 

それまでは超苦手な数学にかかりきりで、他の教科に手が回りませんでした(しかもやってる数学の成績も上がらず・・・悲しい)。

 

子どものクラスをずっと担当してくださった英語の先生に、成績が落ちていると指摘されて、さすがに「まずい」と思い、そこから英語の勉強のやり直しが始まりました。

 

オススメする参考書、英語長文編

さて、質問者様のお子さんは高1の秋の成績、英語に関してはうちの子どもより上です。

質問者様のお子さん  偏差値 英語 61.9   

うちの子ども     偏差値 英語 61.0    

 

ですから、うちがやり直しをして少ししてからの参考書から始められたら良いかなと思います。

子どもに使用した長文の参考書・問題集はこちらを使いました↓

我が家が使用した英語参考書・問題集一覧〜英語長文編〜

 

長文の問題集は、これからをオススメしたいです。

 

キムタツ先生のこのシリーズは基礎〜センター〜難関大の3冊あります。

 

もしかしたらお子さんには「基礎」は簡単かもしれませんが、敢えてここを勧めたいのは、読解問題が他の分野(英作文・文法・リスニング)に比べて偏差値が低くなっているからです。

 

一度「超簡単」と思うレベルに戻り、勢いをつけてからセンター→難関大のレベルまで進んでいただけたらと思います。

 

うちの子どもは、英語の勉強をやり直しをして2ヶ月後の高2第二回駿台全国模試では偏差値が元に戻り(60.9)、半年後の高2東大レベル模試では68.7になったので、効果はあるんじゃないかと思います。

 

我が家は最初の1冊目はしつこいくらい音読を繰り返ししました。(子どもの場合は5STEPアクティブリーディング)

 

リスニング→音読→リスニング→音読、音読→リスニング→音読、音読、音読・・・のような感じでやっていました。

 

1つの文章を最低10回以上は音読していたと思います。

 

そして、ここでしっかりと長文の読み方を体に染み込ませたのが、着実に成績を伸ばせた要因だと考えています。

 

浪人生になってからも、時々思い出したようにキムタツ先生の難関編の音読をしているのを見かけました。

 

子どもにとっては、キムタツ先生の長文シリーズは英語長文学習の芯になった参考書だったと思います。

 

同様の参考書が色々ありますので、キムタツ先生の本に限らずお子さんがやりやすい、相性の良い本を選んで差し上げてください。

 

オススメする参考書、英文解釈編

英文解釈については、以前ご紹介したものをそのままお使いになられることをオススメしたいです。

 

我が家が使用した英語参考書・問題集一覧〜英文解釈編〜

 

最初にとりかかった参考書がこちらになります。

 

質問者様のお子さんとは違って、うちは数学等ができないために理数科目に多くの時間を割かねばならず、英語にはたっぷりと時間をかけられない事情がありました。

 

かと言って、放置してしまうと高2の時のように成績が下がってしまうことも分かったので、より少ない参考書、問題集、時間で英語高得点を目指していました。

 

実は英文解釈の技術シリーズに出会う前に、世間で良書と言われるポレポレもやってみましたし、他の本も色々試してみたのですが、うちの子どもには難しくて諦めた経緯があります。

 

特に最初の頃は、勉強時間が長くなるのに耐えられない&大量の問題をこなす能力がない&さらにちょっと難しくなると嫌になってしまう子だったので^^;

 

我が家は英文解釈の技術シリーズは入門70と、基礎100の2冊しかやらなかったのですが、もう1つ上の基礎がつかない英文解釈の技術100という本もやった方が良いのでは?と不安もありました。

 

こちらは旧帝大クラスや一橋・東京外大・早慶などの上位私立大学などの超難関大学の入試問題などが使われているようだったので、我が家はひとまず保留にしました(そのままやりませんでした)。

 

最近の大学入試英語は難解な英文解釈の問題が少なっており、長い英文を読ませて回答させるタイプの問題が多くなっているとも聞きます。

 

どういう問題が多いかは学校によってだいぶ違うと思いますので、志望校が決まったら過去問を確認し、足りない部分を補うやり方でいかがでしょうか。

 

参考書の代わりにスタディサプリの肘井先生や関先生の講座も良いと思います。視聴時間は取られますが、効果はありました。

 

うちは肘井先生の講座を高2の夏休みに一気に視聴しました。



我が家の場合は、英語はこれ以上減らすとどこかで足りない部分が出て、またどこかで伸び悩んでいたような気がします。

英語のまとめ

参考までにうちの子どもの英検取得状況ですが、英検は中学3年生で3級、準2級、2級に合格、高3で準1級に合格しました。

 

質問者様のお子さんとだいたい似た感じのレベルかな?と思います。

 

メールで伺ったお子さんの様子から、毎日の生活の中で勉強時間もしっかり取れていらっしゃるし、すでに1日10時間勉強できるので(うちは高1は一番長くてせいぜい4〜5時間です)、私が提案した参考書・問題集も無理なく組み込めるような気がします。

 

参考書や問題集の他には、息抜きにテレビで科学番組や政治や社会問題をテーマにした番組を見るようにして、英語長文(同じテーマだと格段に読みやすい)や小論文・面接対策をしていました。

 

意外と役に立ったような気がしています。

 

さて、果たしてご参考になったかどうか・・・

 

長くなったので、国語は次回にさせていただきます。

 

長文を読んでいただいて、ありがとうございました。

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