私が医学部受験ブログを書こうと思ったわけ。
それは、私が子どもの医学部受験のコーチだったからです。医学部受験には完全に不利な文系で、最初は偏差値が50だった子どものために、勉強の計画から、苦手分野の克服、得意分野の強化、また受験する大学の下調べ、子どもにとって最も合格率の高い医学部の選定などをやってきました。
今回は、私がなぜ医学部受験のコーチになろうと思い、結果的にこのブログを書こうと思うに至ったかをお話しさせてください。
子の医学部受験を支援するためにコーチに
子どもが医者になりたい!と高1の夏休み前に言い出しましたのが、そもそもの始まり。
私が最初にしたのは、塾探しではなく、和田秀樹先生の本をはじめとした受験本を読み漁ったことです。
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受験本を参考にする時に気をつけること。和田先生の本とか理IIIの佐藤ママさんとかね。
つまり、自分が子どもの勉強のコーチになろうと考えたのです。
その理由は、
1、我が家は田舎にあり、大手予備校は通うには遠すぎる。周囲はたんぼや畑や山です。
2、サラリーマン家庭なのでそれほど費用はかけられない。一人暮らしする可能性が高いため、大学進学費用を貯めておきたい。
3、(最も大きな理由)子の成績を医学部合格まで引き上げられそうな塾が近場で見つからない。
以上の3つ理由から、私は子どもの医学部受験コーチになりました。
医学部受験では親が「勉強のコーチ」はかなり特殊
子どもの公立高校の受験では、お父さんやお母さんが子どもの勉強をいる人は何人かいました。
我が家も高校受験は子どもの勉強を夫婦でみて、無事に志望校に合格しましたが、医学部となると話は全く別です。しかも、国立の医学部だと5教科7科目です。
今考えると、本当に無理をしたなあと思っています。
だって、地方国立大学出身の母が、医学部に合格させる手伝いなんてできるのでしょうか。
しかも国立医学部。普通は無理と考えます。
子どもの同級生には何人か医学部生がいますが、私と同じようなことをしていたご家庭を他に知りません。皆さん、塾や予備校に通っていました。
今は、当時の自分に呆れる気持ちと、よく決めたね!エライね!と思う気持ち、両方あります。
親がコーチだからこそ、合格できた部分もある
それはなぜか?
子どもの勉強面から生活・精神面までトータルで面倒をみられたから。
親だからこそできるきめ細かいサポートが、合格につながったと思える部分があるのです。
一日の総勉強量と時間。
どこでつまづいているのか。
どこが弱点なのか。
体調や精神面での変化、など。
これらを私がしっかりと把握していました。
医学部受験は情報戦とも言われています。優秀なチューターさんのいる予備校をわざわざ探して行かれる方もいると聞きました。
だから、私が各大学の過去問を下調べして、受験する大学の候補を子に提案もしました。
子どもと一緒にずっと勉強してきたので、子どもが高校3年生の頃には、ぱっと見れば問題が子どもに合う合わないがすぐにわかるようになってしまいました。
これらが、親が勉強のコーチになる有利な面だと思います。
受験が終わっても親だけが終われない?
最初の頃は、私は全然良いコーチではありませんでした。とは言え、我ながら一生懸命に4年間やってきたと思います。
そして、その一生懸命の副作用が、受験後に出てしまいました。
いつまでたっても、受験のことやコーチングが私の頭から離れないのです。
合格するまでの数年間、起きていても寝ていても子どもが合格できる方法を考え続けました。
ものすごいエネルギーを注いできたら、他のことが考えられなくなってしまいました。
そろそろ母も新しいステージに移りたい
私はもともとエネルギッシュではなく、低燃費型人間だと思います。
受験に関わっていた頃は、ほぼ全てのエネルギーを子どもの勉強と受験情報収集に費やしたので、受験が終わった今、ものすごいエネルギー不足。
ずっとぐだぐだの生活を送ってきました。
そしてやっと最近、この4年間で得た経験を誰かに聞いて欲しい、と思うようになりました。
単純にあんなに苦労して得たことを、今後一切活用されないのがもったいない。
できれば、誰かとシェアしたい。
アウトプットすることで、私の医学部受験体験を整理したい。
人に話すと、自分の頭の中が整理されて、私も次に進めそう。
そして始めたのが、このブログ
「田舎のサラリーマン家庭の子、医学部にゆく。」
です。
1つ1つの記事は、医学部受験生の母だったあの頃の私に向けて書いてみたいと思っています。
どんなやり方をすれば成績が上がるのか?
他の受験生は、どの時期にどの位の成績を取っているのかな?
文系の子どもが医学部に受かるには?
医学部受験で気をつけることは?
特に自分が知りたかったことについて、情報発信できたらいいなと思っています。
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