文系医学部志望者が合格するには文系タイプの合格者の真似が近道。

医学部に入るには、理系科目は必須ですね。

数学が得意だと、本当に有利。羨ましいです。

さて、我が子はと言うと明らかに「文系」です。今回は文系の子どものためにどうしたかをお話しします。

医学部は理系科目ができないと入れないのか?

イエスと言えばイエス。

ノーと言えばノー。

「できる」のレベルによって、答えは変わります。

ただし、文系受験生もチャンスはあります。それには後期試験に照準を合わせることです。

国立医学部の後期試験は、センター+小論文+面接で行われることが多いからです。

二次試験に数学がある場合、学校によるのですが標準〜難問と言われる問題が出題されます。特に単科医大は数学が難問が多く出題されると聞きますので、この場合は相当できるレベルが求められるでしょう。

一方センターで80点〜90点取るのは、二次試験のことを考えるとそこまで難しくはないと思います。もちろん数学が苦手な人間がセンターで9割近く取るのは相当苦労しますが、可能だと思います。

センターで9割取れれば、文系医学部受験生にも道はある

国立医学部の後期試験を実施している大学は、前期試験に比べるとだいぶ少なくなります。

2018年度は23校(河合塾医進塾のサイト)のようです。

ただし後期試験では、センター+小論文+面接 で合否を問われることが多いので、文系受験生にもチャンスがあると私は思います。

だから、まずはセンターで9割取ることを目標にしましょう。

9割取れれば、小論文・面接対策で合格できる可能性が出てきます!

私が参考にした、医学部合格者のブログ

私が参考にしたのは、元旧帝大文系学部出身のママ医大生「ちえりんさん」のブログです。

元文系・再受験ママの医学生ライフ

ちえりんさんは、三重大学医学部に後期で合格。

旧帝大(文系学部)を卒業されているので、再受験では理系科目中心に勉強されていたようです。二次試験の理系科目には苦労されたことが、模試の記事からわかります。

ただし、ちえりんさんと我が子では、文系科目の仕上がりに大きな違いがありました。

彼女は8月の河合塾のマーク模試で90%取っていました。一方子どもは、同じ8月のマーク模試で現役時63%、浪人時85%です。

ちえりんさんは、その後理系科目を集中的に勉強されたようですが、文系科目の点数が落ちずに、センター高得点を獲得。前期は残念だったようですが、後期で合格を手にされました。

正直、私は後期はものすごくハイレベルな戦いなので、子どもは後期合格は絶対に無理だと思っていました。

ところが、ある意味文系医学部受験生には前期よりも勝算がある!

数学や化学・物理を合格レベルにするよりも、小論文や面接の対策をする方が明らかに我が子には有利だ!

結果、子どもは後期合格を手にしました。

ちえりんさんには本当に感謝しています。

文系医学部受験者は文系科目では誰にも負けないように

文系の医学部受験生に贈る言葉は、これにつきます。

とにかく、誰よりも英語、国語、社会、生物(ですよね?)のレベルを上げましょう。

文系科目が安定して9割以上、もし9割5分取れれば、810点まで残り240点です。

この240点を数Ⅰ+数Ⅱ+化学or物理で取れれば良いのです。

単純に3科目で割れば、1科目80点です。

よく60点を80点に上げるより、80点を90点に上げるほうが難しいと言います。

だから文系医学部受験者は、文系科目を80点から95点にあげましょう。文系科目で誰にも負けないレベルの実力を身につけなければ、医学部受験の土俵にすら乗れません。

文系と名乗る以上、文系科目は誰にも負けてはいけません。

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数学や理科との付き合い

苦手なのに、数学や化学・物理を90点取ろうとすると、非常に大変です。

でも、60点から80点に上げるのは、60点から90点に上げるのと比べれば、ハードルが下がると思います。

もちろん、数学や化学・物理を一生懸命に勉強していたら、急に分かるようになって得点源になったという方はいらっしゃると思います。

でも、それは今まで勉強が足りていない部分があったせいで、知識が繋がっていなかったせいかも・・?

もしやってもやっても点数が上がらなくて悩んでいるようなら、いっそ文系だと割り切って合格戦略を練り直した方が、可能性が高くなると思います。

センターで9割以上取って、後期試験にかける

センターで、まずは9割取りましょう。センターで9割取れれば、前期試験でも当然有利です。

でも前期がダメでも、諦めないでくださいね。

そもそも、前期の二次試験は英語以外、数学(数Ⅰ〜数Ⅲ)、理科2科目と4分の3が理系科目です。例え理科1科目は生物を選んでいても、やはり数学と化学or物理は不利。

数学がよく出来たな!と思うときは、得意な人はさらに高得点を取っていることが多く、超ハイレベル(100点が多数とか・・・)な戦いで、実は土俵の上にさえ乗れてないこともあります。

文系医学部受験生の決戦は、後期です。

小論文と面接試験対策はしっかりと

後期試験では、小論文と面接がとても大切です。早期から対策はしっかり取りましょう。

よく言われるのが、新聞やニュースを日頃から気にしておく。特に医学関係のニュースは、それについて自分がどう思うか、よく考えておくことが大切だと思います。

また、医師志望動機や大学の志望動機についても、頭の中だけでなくノートに書き出して思考を深めていきましょう。

関連記事:受験の不安にも、面接対策にも使える!思考法のご紹介。

関連記事:医学部面接で自分を理解してもらうには?素人なりに考えた私の意見。

まとめ

理系科目ができない文系医学部志望者は、まずは自分と同じタイプの合格者のやり方をしっかり観察しましょう。

今の自分と、文系だけど合格した人は何が違うのか。

ここが分からずに先に進むと、道に迷っていつまでも合格にたどり着けません

でも裏を返せば、たとえ理系科目ができなくてもチャンスはあります。

自分の強みを最大限に生かし、弱点は普通レベルに持っていきましょう。

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